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協業型と言っても「相手に問題意識が無い時」の対処法は?

「ステッププラス・コーチング&コンサルティング」代表、エグゼクティブ・コーチの砂村義雄です。
中小・中堅企業の皆様に対して、課題解決による業績向上のお手伝いをさせて頂いております。

前回「協業型コンサルティング」とは?というお話をしたところ、

「相手に問題意識が無い時はどうしたら良いですか?」

というご質問を頂きました。

至極ごもっともな疑問で、かつ、相手の中に答えが無いことは良くあること!、でもあります。

考えたことが無い事柄や知らない分野を、いくら相手から引き出そうとしても、これは無理なこと。
お客様と協業する、と言ってもいつもいつも、必ずしも機能するわけではありません。

相手の方が知らなければシンプルに、教えてあげる。いわゆるティーチングや情報提供する。これが必要です。

話は単純ですよね?

しかし実はこの「ティーチング」する時にも、少しこつがあるように思います。前回のブログの中で、偉いコンサル先生からの助言が、何となく気に入らなかった社長さんを思い出してみてくてださい。

私ならこんな風にティーチングするかな?

「こんな試みをして、うまく行ったお話を聞いたことがあるのですが、社長ならどう思いますか?」

突き詰めればこの申し出は、上手く行った成功事例を教えている、即ちティーチングですが、このように言われた相手の方はどう感じるでしょうか?

そうです、「社長ならどう思いますか?」とすかさず尋ねるところがポイントで、相手の意向や感じるところを聞き出しています。このアプローチであれば、上から目線で成功例を押し付けられた感は和らぐように思います。

「そういうことなら、こんな風にした方がもっと上手く行くと思うよ!」

と、恐らく社長さんは、今度はご自分の考えを返してくれるのでは?と想像されます。
他人のことになると色々と考えや感想を述べるのは人の常です。

「社長は、そのやり方の方がもっと上手く行く、と感じるのですね! それで社長のご経験から、どのくらい上手く行くと思いますか?」

いかがでしょうか? このやりとりに社長さんが乗ってくれれば、ここから再度、対話が進んで新たな発想が生まれそうですね!

つまり相手に問題意識が無いように見えても、何か石をポーンと投げてあげると、それを呼び水にして、それまで気付かなったものが顕在化・言語化される。これは日常会話の中でも頻繁に起きていることのように思います。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。次回へ続きます。

砂村義雄

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