Blog 「ステッププラス」とは?
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「協業型」コンサルティングとは、どういうものか?
「ステッププラス・コーチング&コンサルティング」代表、エグゼクティブ・コーチの砂村義雄です。
中小・中堅企業の皆様に対して、課題解決による業績向上のお手伝いをさせて頂いております。
今日お伝えするのは、私が提供している「協業型コンサルティング」についてです。
「え、協業型」って、何ですか?
始めてお会いする方からよく訊かれます。
なぜ私が「協業型コンサルティング」というものを皆様に提供しようと思い立ったのか?
そして、そもそも「協業型コンサルティング」とはどういうものなのか?
今日はこれらについて、お伝えします。
*皆さん、こんな経験はありませんか?
折角、たくさんのお金と時間をかけたのに…
私が以前勤務していた会社で体験したことに由来します。あるプロジェクトを社長から命じられ、社内外からメンバーをかき集めて、問題の洗い出しから解決策の検討や行動計画の立案などに関わりました。なかなか良い解決策がまとまらず、外部のコンサルタントの知恵を拝借することになったのです。
外部の提案やコンサルタント先生が教えてくれる助言や解決策。その業界や分野に精通しているからこそ提供できる知見。実績があるから自信を持って我々に提供してくれる。
私は実は大いに期待したのです。「これで社長も納得して動いてくれるはず!」と。
しかし、
残念ながら、偉い先生からの改善提案はなぜか、私の会社では実行されませんでした。
うちの会社にしては多額のお金をかけて作成してもらったのに、分厚い提案書がなぜ埃を被ってしまったのか? 当時の私には理解できませんでした。
今になって振返ってみると、プロジェクトを進めて行く過程で、その先生とうちの社長とのやりとりを思い出して、その理由がおぼろげながら分かってきました。
社長は、気に食わなかった、んだな!
直接確かめた訳ではないけれど、うちの社長は恐らく、偉いコンサル先生の「上から目線」の解決策や業界内の成功例が、正解だったからこそ、社長は気に入らなかった、のではないか?
少し言い換えれば、それがもし社長本人の想いや気付きから引き出されたり、発案されたものだったら、どうなっていたかのか?
コンサル先生からの後押しも手伝って、恐らく、あっという間に実行されて、何らかの成果が出ていたのではないか! その実行案が仮に、業界標準からすれば100点満点の改善策でなくとも、少なくとも実行されることで何らかの結果が出たのでは?と今になって思います。
これが人間、というもの。どんな大会社であろうと中小企業であっても、構成しているのは人間であり、感情を持つ動物。実行する本人たちが腹落ちして実施しなければモチベーションが上がらず、成果がなかなか出にくいのではないか?
そう私は気付きました。これに気付いたのは、私が「コーチング」というスキルを学んだことが、大きな契機となっているように感じます。
私が提供する「協業型」コンサルティングは、「コーチング」という対話スキルを活用して、企業側との対話を重んじ、課題発見から解決策の立案・実行及び成果確認までを、企業側と一緒に進めて行く手法を採用します。そして成果を実感できるような、実行可能な解決策の立案・提案を行います。
その際、社長・経営者、及び、社員の方々と一緒に考え、伴走しながら進めるアプローチを取ります。つまりコーチングという対話スキルを活用して、相手の方に気付きを与えながら想いを引き出し、それを言語化・具体化するお手伝いをして、行動計画へ落とし込んでいく。
少しカッコ良く言い換えると、「部外者だから見えること。そして、当事者だからこそ実行できること。これらを融合させたコンサルティング・プロセス」と言って良いかと思います。
新しいことや従来と異なる方法を採用すると、少なからず障害や軋轢を生みます。これは当然のこと。そこで、お客様側が抱える障害や不安を、コンサルティングを進めていく中で解消していくことが、コンサルティングを機能させ、成果を生み出すことに繋がる。
私自身の気付きをコンサルティングのプロセスに組み込みこんだわけです。そしてその時に、先に身につけた「コーチング」というコミュニケーション・スキルを活用する。
これで少しイメージが、はっきりしてきていますでしょうか?
そして最近は更に、成果が出ると仕事が楽しくなり、黙っていても社員が自律的に仕事を進めるようになる、という副産物も得られる、ということが実体験から見えて来ました。
いかがでしょうか? 一度「協業型コンサルティング」を試してみませんか?
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。次回へ続きます。
砂村義雄
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