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課題解決できない理由を、とっても「論理的に」説明していませんか?

こんにちは!

エグゼクティブ・コーチの砂村義雄です。

社内・職場で感じる「ギャップ」を解消することで、仕事の効率アップや業績向上を実現するお手伝いをしております。

前回、自分の会社の「悩みや課題をきちんと言語化する時間を取っていただきたい」とお伝えしました。

すると即座に、

「そんなこと言ったって、そんな時間は取れないよ!会社が止まっちゃうし、お客さんが待ってくれない!」

こんなお叱りの言葉が聞こえてきます。

そうですね、現実は、おっしゃる通りなのだと思います。

しかし仮に、こういう状況を想像してみてください。

あなたの部下、例えば事業部長や工場長、とお客様からのクレーム処理について協議をしているとします。

「社長、うちの大口取引先の○○産業さんから品質に関するクレームが来ていて、その対応に今、うちの部署はてんてこ舞いの状況なんです。」

「なんだと!だから、あれだけ品質チェックは最後の砦だからきちんとやれ、と言っていたじゃないか!」

「はい、それは私自身も立ち会って、きちんと実施していました。どうも、そもそもそういうレベルの話では無いように思います。」

「どういうこと?」

「お客様からの要求品質がどんどん上がってきているようで、それにうちの会社が追い付いていないように思います。」

「それも前から俺が言ってきたことじゃないか! お客さんのニーズを先取りして、要求に応えていかないといけない。いつもそう口を酸っぱくして言っているはずだが。」

「は、はい。それは分かっているのですが、私自身も日々、出荷検査や顧客クレームの対応に多くの時間を使っていて、先のことまで手が回っていないんです。」

このように状況を説明する部下に対して、社長であるあなたは、どう返答をしますか?

「事業部長の君自身が、出荷検査や顧客クレームの対応をする必要があるのか? そんなことのために君に給料を払っているんじゃないぞ!」

いかがでしょうか?

しかし一方、社長さん自身も同じような
「出来ていない理由付け」
を心の中でしていませんでしょうか?

状況・背景を説明することは必要ですが、それは結局「出来ていない」を説明する場合が、残念ながら多いように感じます。おまけに困ったことに、出来ない理由を、とても「論理的」に説明できる人がとっても多いのです。

そこでまずは、社長さんご自身が日々感じている悩み・課題をそのまま、言葉にするところから始めましょう。悩みや課題があるのは至極当然ですし、解決・解消できていない正当な理由があるのも、大いに理解できます。

では、この「課題の言語化」を具体的にどのように実施したらよいか?

これには、ちょっとしたコツがあります。次回、この点について触れていきます。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。次回に続きます。

砂村義雄

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