Blog 社長の「想い」
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社長の本気が、社員を本気にさせる!
こんにちは!
社長の想いや夢を社員に伝えることで、会社の成長や業績向上を実現するお手伝いをしています。
社長の「想い」が伝わると社員はどうなるのか?
色々な社長さん・経営者の方々と接する中で、発見したこと・感じたことをお伝えします。
私が始めてお付き合いをさせて頂く時に、社長さん・経営者に必ずお訊きすることがあります。
「社長をされていて良かった!と感じるのはどういう時ですか?」
皆さんであれば、どう答えて頂けますか?
「良かったと感じることは少ないね!大変なことばっかりだよ。」と、答える方もいらっしゃいます。
一方、それはね…..と意気揚々と話をしてくださる社長さんもたくさんいらっしゃいます。
この質問をする時に私自身は、自分の体験を思い出しながらお話を聴いているのです。
単に身長が高い、という理由で入学早々の1年生から主将にさせられた高校時代の部活動の体験です。すぐ上の学年の高校2年生の先輩たちが、上級生の高校3年生と仲が悪く、全員退部してしまったのです。そして高3生は夏の大会を以って引退。我々高1生だけが残されました。
技術的に上手い訳でもなく、また、指導力があったからでもなく。ただただ真面目に練習する奴、という理由だと思います。私は、チームをどう引っ張っていったら良いか、全く検討が付きませんでした。
OBが毎日学校まで来てくれての厳しい指導。練習は本当にきつかったし、心底、嫌だった! しかし当時それを口に出せなかったし、誰にも言えなかったです。それでも一方、苦しい練習をしたのだから、試合には勝ちたい。
「試合に勝つ」
これが私のシンプルな想いでした。声に出して言ったわけではなかったけれど、練習中やもちろん試合中には、その想いは、私の表情が部員に伝えていたように思います。
高校を卒業して何年も経ったOB会で久しぶりに再会した後輩からは、「先輩、あの時は本当に怖かった。殺気立ってた!」と言われました。
厳しい練習だったけど、部員のみんなはよくついてきてくれた、有難う!ということばを当時は、部員に伝える余裕もなかったですね。40年以上も経った今でも、始めて勝った試合のことは鮮明に覚えていますが。
皆さんにも、毎日の会社経営において同じようなご経験があるはずだと思います。そして今、将に会社というチームをどのように前進させたらよいか、そして日頃の努力のどのように成果・結果に結びつけていくか? この課題にいつも考えを巡らせていることかと思います。
会社経営はもちろん、部活動とは全く次元が異なります。そして社長という仕事は、部活の主将とは比べものにならないくらい、大きな責任を担っています。
しかし一緒に戦っている部員・共に働いている社員の気持ちは同じ。「一緒に働いている感」や「共に苦労している感」を共有することは、とっても大切だと感じます。
そして、社長の想いを社員は聞きたい、と感じているはずです。是非、「想い」を言葉にして、社員に伝えて欲しいです。
社長の本気は、社員に伝わります。そして、社長の「本気度」が、社員の「本気度」になる。
色々な社長さん・経営者に関わってきて、そう感じます。
次回に続きます。
砂村義雄
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